ぼくは、旅行に行って
ケーブルカーに乗るようなタイプではありません。
なんとなく、
おばさんやおじさんが乗るもの、というイメージがあって、
とても定番の観光コースのように感じていました。
自分でルートを決めて、
その日の気分で歩き回る。
それが、ぼくの旅のスタイルです。
まあ、実際にぼく自身がおじさんなんですけどね……。
木浦(モクポ)の海上ケーブルカーは、
韓国でいちばん長いケーブルカーだそうです。
しかも、
一直線ではなく、
途中でL字に曲がるコースだと聞いて、
少しおもしろそうだなと思いました。
ケーブルカーで海を渡ると、
どんな気分なんだろう。
木浦のすぐ前にある高下島(コハド)にも、
一度も行ったことがありませんでした。
そんな理由が重なって、
今回はケーブルカーに乗ってみることにしました。
理由はいろいろありますが、
正直、大きな期待はしていませんでした。
「つまらない」と言うためにも、
まずは一度、自分で体験しないといけませんよね。
そんな半信半疑の気分で、
北港(プッカン)のケーブルカー乗り場へ向かいました。



ちなみに、
木浦の海上ケーブルカーには、
北港、ユダルサン、高下島の
三つの乗り場があります。
どこから乗っても、
最終的には、また同じ場所に戻ってきます。
北港 → 高下島 → ユダルサン → 北港
このルートを、ずっと往復しています。
その中で、
ユダルサンの乗り場は山の上にあり、
少し登山が必要だそうです。
ケーブルカーのスタート地点としては、
あまり向いていないように感じました。
高下島の乗り場は、
橋でつながってはいますが、
海の向こうの島です。
こちらも、
やはりスタート地点には
向いていない気がしました。
そこで、
北港から乗って高下島へ行き、
ユダルサンを経由して、
また北港に戻るルートを考えました。


おそらく、
多くの人が同じルートで動いているようでした。
そのためか、
北港の乗り場が
いちばん混んでいるように見えました。
それでも冬なので、
普段よりは人が少ないのかもしれません。
往復チケットを買うときは、
まったく並ばずに済みました。
乗るためには並びましたが、
列の進みが早く、
それほど待たずに乗れました。
ケーブルカーには、
床が見えないタイプと、
床が透明なタイプがあります。
透明なタイプのほうが、
料金は少し高いです。
並ぶ列も別で、
透明なほうが列は短いのですが、
運行している台数が少ないため、
結果的に進みは遅く感じました。
「早く乗るために透明を選ぶ必要はない」
そう感じました。
運行台数は、
体感ではだいたい2対1くらいです。

ケーブルカーに乗るのは初めてではありませんが、
慣れているわけでもないので、
少し緊張しました。
ぼくは一人旅でしたが、
一人だけで乗せてもらうことはできませんでした。
若いカップルと一緒に乗ることになり、
なんとなく、場違いな気分になりました。
それでも、
気にせずスマホを構えて、
写真や動画を撮り続けました。
ガラスがあまりきれいではなく、
写真や動画の画質は正直よくありません。
それでも、
雰囲気だけでも伝えられたらと思います。


ケーブルカーは、
北港を出発して、
ユダルサンの乗り場へ向かいます。
そこで降りることはできず、
そのまま乗り場を回って、
高下島へ向かいます。
ユダルサンで一度ルートが曲がるため、
全体のコースがL字になるわけです。
ユダルサンから高下島までは、
海を渡る区間です。
たいしたことではないと思っていましたが、
意外とスリルがあり、
気分もよくなりました。
ケーブルカーという
慣れない乗り物の緊張感に、
海の上を渡る不思議さが加わって、
気持ちが少しずつ高まっていきます。
知らないカップルと一緒の、
不思議な状況でしたが、
それでも楽しい時間でした。
なぜケーブルカーが
旅行者に人気なのか、
少しわかった気がします。
[영상 1] ゴハドステーションのモクポ海上ケーブルカー。
北港から高下島までは、
およそ15分ほどかかりました。
思っていたより、
ずっと長く感じました。
ケーブルカーから見える景色は、
なかなか見ごたえがあります。
特に、
海を渡る区間は、
予想以上によかったです。
「一度乗れば十分かな」
そう思っていましたが、
機会があれば、
また乗ってもいいと思いました。
できれば、
日が暮れてから乗って、
夜景を見るのもよさそうです。
高下島で降りて、
すぐに戻ることもできますが、
ぼくは少し島を歩いてみることにしました。
ケーブルカーから見下ろすと、
高下島をぐるっと囲むように、
海沿いのデッキが作られているのが見えました。
それなら、
そのデッキを歩きながら、
海を感じないわけにはいきません。
高下島の話は、
次の投稿で書こうと思います。
韓国のおじさん、zzoosでした。

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