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唐津旅行でいちばん印象に残ったもの

#9 松浦川のほとり


唐津市内にはちょうどいいホテルがなく、市内から少し離れた場所にあるホテルを予約するしかありませんでした。予約した当時は、この「ちょうどいい距離」が自分にとって面倒になるだろうと思っていました。

でも、むしろこの「ちょうどいい距離」は、川沿いを歩く余裕を与えてくれました。そして、広くて気持ちのいい松浦川の美しい景色までプレゼントしてくれたのです。

ホテルから川沿いの散歩道を通って市内までは、およそ15分ほどかかります。

もっと早く行きたいなら、バスの時刻表を確認してバスに乗ることもできますし、ホテルの前までタクシーを呼ぶこともできます。

でも、旅人にそこまで急ぐ用事はあまりありません。だから、ゆっくり歩く日のほうが多かったです。本当に気持ちのいい道でした。

上流ではそれほど大きくなかった松浦川は、唐津に来ると一気に広い川になり、唐津湾で玄界灘と出会います。

そして海と出会うその場所を、唐津城が高いところから見下ろしています。

川沿いを歩いていると、唐津湾に浮かぶ高島を行き来する定期船のりばも見えてきます。

高島には、宝くじ当選にご利益があるといわれる神社があるそうで、私も行ってみました。その話も近いうちにポスティングする予定です。

旅行のあと、唐津という町を思い出すと、まず最初に浮かぶのは唐津城です。

町のどこに立っていても唐津城が見えます。高いビルがほとんどないこともありますし、唐津城がとても象徴的な場所に建っているからでもあります。

次に思い出すのは松浦川です。ここまで広くて澄んだ川は、なかなか見られるものではないと思います。

この二つを同時に見ることができるのが、松浦川のほとりを歩く時間です。

川沿いを歩いていると、時間や立つ場所によって違って見える唐津城に出会えます。そしてそのたびに、「やっぱり唐津の代表的なイメージはこの風景なんだな」と思うのです。

唐津城は、豊臣秀吉が文禄・慶長の役の直前に戦いの準備のため築いた名護屋城の残材を使って建てられたといわれています。

当時は天守がなかったそうで、今見えている天守は1966年に建てられたものだそうです。そう考えると、観光資源として整備された比較的新しい建物ともいえます。

いつ建てられたものであっても、いま松浦川の上に見える唐津城の天守は、やはりとても美しい風景です。

市内でお酒を飲んだあとは、タクシーでホテルに戻ることが多かったです。

でもある夜、川沿いの夜景を見たくて、ゆっくり歩いてホテルまで帰ったことがありました。派手ではありませんでしたが、静かな松浦川の夜の風景も本当に良かったです。

天気のいい昼でも、静かに風が吹く夜でも、松浦川のほとりを歩いた時間は、今回の唐津旅行の大切な思い出として残っています。

市内のホテルを予約できなかったのは少し残念でしたが、その代わりにすてきな散歩道をもらいました。やはり旅というのは、何が起こるかわからないものですね。

韓国のおじさん、zzoosでした。


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zzoos

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