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日本建国の神話が息づく場所

#2 霧島神宮


今回の旅は「観光」が目的ではなかったけれど、
どうしても行きたい場所が一つだけありました。
それが、霧島神宮です。

公共交通で行くのはとてもむずかしい場所。
近くに 霧島神宮駅はあるけれど、
バスの本数が少なくて最終便も早いんです。
だからいつかレンタカーで鹿児島湾をぐるっとまわる旅をするとき、
そのときに霧島神宮へ行こうと思っていました。

そんなとき、今回の旅を計画している途中で
霧島神宮アクセスバスというものを見つけました。
鹿児島空港 → 霧島神宮 → 霧島神宮駅 を結ぶバスです。
1日にたった3本しかないけれど、
2本目で神宮に行き、3本目で駅へ戻れば
およそ2時間ほど見学する時間ができる。
そう思って、このバスを利用することにしました。

鹿児島空港に着いたあと、チケットを購入。
空港バス案内所のそばに自動券売機がありますが、
横にいるスタッフさんに直接声をかけて買うこともできます。
このチケットは霧島バスの1日乗車券なので、
1枚あれば何度でも乗れるんです。

鹿児島空港から霧島神宮まではおよそ40分。
バスの座り心地がとてもいい。
ふつう3列や4列のバスが多いけど、
このバスはなんと 2列(1+1)シート!
ひとつひとつの席が広くてゆったりしています。

案内は日本語だけど、
道の途中にある観光スポットを紹介してくれます。
霧島温泉郷を通るとき、
「坂本龍馬と妻が療養に訪れ、日本初の新婚旅行地といわれている」
という説明も流れました。

森の中を抜け、ついに神宮前のロータリーに到着。
いよいよ本当の旅のはじまりです。

まだホテルにチェックインしていなかったので
大きなスーツケースを持っていました。
観光案内所で1100円で預かってくれるとネットで見ていたけれど、
その手前のカフェに「300円でお預かりします」という看板を発見。
それなら、案内所まで行く必要はありませんね。

荷物を預けて身軽になり、神宮の方へ歩きはじめました。
赤い橋を渡ると長い階段が見えて、
その横に「霧島神宮」と刻まれた石碑。
階段をのぼり、広い広場を抜け、
高い木々のあいだを進む参道は、思ったより短く感じました。

今回どうしてもこの場所に来たかった理由があります。
伊勢神宮、宮崎神宮とともに、
霧島神宮は日本建国の神話 ― 天孫降臨の伝説と
深くかかわる神宮のひとつです。

伊勢神宮は日本皇室の祖神である
太陽の女神・天照大御神をまつり、
宮崎神宮は初代天皇・神武天皇をまつっています。

では、霧島神宮は?
ここは、天照の孫・ニニギノミコト(瓊瓊杵尊) が
天から降り立ったと伝えられる場所です。

なんだかこの話、どこかで聞いたことがあるような気がしませんか?
そう、韓国の神話にもあります。
天の神の子・桓雄が天から降りてきたというお話。

そう思うと、私にとっての「マニサン」に近い場所が、
この霧島神宮なのかもしれません。

もちろん、学術的な根拠はまったくありません。
ただの個人的な感想です。
あまり真面目に受け取らないでくださいね。

ちなみに、よく映画やドラマで見る神社と神宮は
見た目は似ているけれど、まつっている神様が少し違います。
一般の神々をまつるのが神社で、
皇室や天皇の祖先神、またはゆかりの深い神をまつるのが神宮。

だから神社は町のあちこちにありますが、
神宮はそう多くはありません。

霧島神宮は皇室の祖神をまつる場所。
だからこそ「神宮」という名をもつことができるのです。

平日なのに、人がけっこう多い。
外国人の姿もちらほら。
鹿児島は田舎、そして霧島はもっと奥地だと思っていたけど、
外国人観光客がいるのがなんだか不思議。

あ……そういえば、私も外国人でしたね?

次のバスまで2時間の余裕。
時間が足りないかと思っていたけれど、
神宮の敷地はそれほど広くなく、
ゆっくり見てまわっても十分でした。

のんびり歩きながらすべてを見て回っても、
まだ時間が残っていて、
お昼ごはんまで食べられそう。

そうして、またロータリーのバス停へと戻ります。
さて、今日のランチは何にしようかな。

韓国のおじさん、zzoosでした。


zzoos

live in seoul, love in drink, snap in breeze


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