「モクポは港の街だ」
という言葉は、
おそらく韓国人なら
誰もが知っていると思います。
でも、
モクポにいくつの港があるのかまでは、
あまり知られていないかもしれません。
旅客船が主に利用する南港、
貨物や漁業が中心の北港、
コンテナや大型貨物専用の新港、
そして大仏産業団地専用の大仏港があります。
大仏港は行政区域上はヨンアムなので、
モクポにある港は
三つと考えていいでしょう。
昔は三鶴島にも港があったそうですが、
今は公園を整備しているところだそうです。
今日の目的地は、
その中でも北港です。
旅客ターミナルのある南港は、
旧市街にあり、
近くに市場もあるので
比較的見つけやすい場所です。
新港は、
正直なところ
一般の人が訪れる場所ではありません。
だからこそ、
北港を選びました。
これまで何度もモクポを訪れていますが、
存在すら知らなかった港です。

北港までは、
バスで行くことにしました。
ホテルの前から
北港まで行くバスがあったんです。
普通のバスより小さくて、
村のバスのような、
かわいらしいバスでした。
目的地の北港に着くまで、
乗客は私とおばあさん一人だけ。
ほとんど人が乗らない路線のようでした。
それもそのはずで、
海沿いをぐるっと回るルートなので、
他の路線より
時間がかかりそうでした。
でも、
それが旅人の私には
魅力でもありました。
乗客はほとんどいなくて、
バスは海沿いを走る。
人がいないからこそ、
窓の外の風景を
思う存分撮影することができました。

北港の入口付近には、
水産市場があります。
南港の前にある水産市場は、
活魚も扱っていますが、
どちらかというと
干物の店が多い印象です。
一方、
北港の前にある水産市場は、
ガラク市場やノリャンジンのように、
活魚や海産物を
中心に扱う市場でした。
やはり、
漁船が主に利用する港が
北港だからなのかもしれません。

ここからは、
言葉で説明するよりも、
写真で雰囲気を伝えたいと思います。
北港の空気には
モノクロ写真が合うと感じて、
すべてモノクロに
編集しました。



週末なので静かではありましたが、
「本当に作業をしている港」
という印象です。
旅客船やヨットよりも、
実際に漁をする船が
目に入ります。





港特有の、
少ししょっぱい潮の匂い。
あちこちに感じられる
生活と仕事の痕跡。
週末で静かな港でしたが、
時間と人生を感じさせる場所でした。
市場で感じる賑わいとは違う、
「生きている」という感覚。
ときどき埠頭や港を
訪れたくなる理由です。
もしかすると、
私の中にも
海辺の血が
流れているのかもしれません。
韓国のおじさん、zzoosでした。


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