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すこし違う鹿児島がみたくて

#1 プロローグ


7月の終わり。あつさが真っ盛りの、夏のまんなか。旅にでたくなりました。

日本の夏。悪名高いことで有名ですよね?島国で湿度がたかいので、おなじくらいの気温の乾燥した国よりつらい夏なんだそうです。

2024年の夏、わたしも京都で2週間ほどすごしたことがあるんですが。帰国する日、ソウルの夏をむかえて、やっと生きかえるような気分になるくらい、ほんとうに地獄のような夏でした。

7月の終わり。夏のまんなか。

あつさをさけてみようか?そんなことをかんがえてみました。日本の北のほうへいけば、夏でもすずしいはずですから。

今回は青森へ旅にいってみようとおもいました。近くにある弘前もふくめて5泊6日くらい、すずしい旅がいいですね。

あちこちまわる場所をさがして、交通手段をチェックしました。どこでお酒をのむといいか、おいしいお店はどこにあるか、事前の情報をあつめたあと、ホテルを予約しようとさがしてみると、ホテルがへんにたかいんです。

8月のはじめにある青森ねぶた祭は東北地方最大のおまつりで、全国的にも有名なおまつりですから、わざわざ祭りの期間をさけて日程をくんだんですよ?それなのにホテルの値段がふだんの2倍をゆうにこえます。

ああ、そういうことだったんです。

日本の人たちも夏休みはすずしいところへいくわけですよね。だから青森や北海道のように夏がすずしい地域は、祭りの期間だけでなく夏そのものがハイシーズンだったんです。

青森あたりのホテルは、ほとんどが古くて年季のはいったホテルだと聞いています。そんなホテルにふだんの2倍をこえる費用をはらって泊まりたくはありませんでした。出発するまえから旅の気分がだいなしです。

それでまた旅のメモをひらきました。ふだん、いってみたい旅先がおもいうかぶたびに整理しておくメモがあるんです。メモをながめながら、あたらしい旅の計画をたててみることにしました。

長崎のまえにある福江島。バクマンというマンガの舞台になった島です。

奄美群島は沖縄のすぐうえにありますが鹿児島県にぞくしていて、沖縄にちかいのに森の雰囲気がずいぶんちがうそうです。

宮崎から太平洋の海岸ぞいにドライブするのも、いつかやってみたいことです。

名古屋は大都市なのに、まだいったことがありません。伊勢神宮を日帰りでまわることもできそうですし…

メモをずっとながめていて目にとまったのが、まさに阿久根でした。

九州の南端、鹿児島県の北西部にある、とても小さな港町です。海水浴場のようなものがあるわけでもなく、たいした観光スポットがある町でもありません。ぐうぜんみた、ある有名な料理人のYouTubeにちらっとでてきた町です。

小さな町の魚屋さんでおさしみを買って、宿にもどって焼酎といっしょにたべる、そんなありふれた場面でした。でもその日常的でささやかな場面が、わたしにはあたたかくのこりました。それで旅のメモに書いておいたんです。

阿久根。そう、今回の旅はここにきめました。

でもこの小さな町だけで旅の日程をぜんぶうめることはできませんよね。地図をひろげます。そしてまわりの町をひとつずつみていきます。

おお、阿久根をとおるおもしろい鉄道のラインがありますね?肥薩おれんじ鉄道という路線です。九州新幹線ができたことで、もともとのJR路線の運営を地方の鉄道会社にゆずったラインなんだそうです。

海ぞいをはしるおれんじ鉄道をつかえば、出水から出発して薩摩川内までいけるというわけなんですよ。もちろんこの旅のしめくくりは、わたしがいちばんすきな町である鹿児島がかざるべきでしょう。

そうして今回の7泊8日の旅の日程とコースができあがりました。

青森の旅の計画を1週間ほどなやんだのにくらべると、1日でいそいでつくったコースではあるんですが。鹿児島という町がずっとまえからすきだったので、鹿児島県のほかの町にいってみることは、いつかかならずやってみたいことではありました。

今回の旅は、これまで鹿児島の天文館でたべたりのんだりしていたのとはすこしちがう、そんな旅になりそうで楽しみです。

それでは次の投稿から、あたらしい旅のはなしをはじめます!

あ、さきにおつたえしておくと、鹿児島の夏はソウルより耐えられます。湿度がずっとひくいんです。風がふいたり日かげにたっていると、すずしいとかんじられます。でもずっと南の地域だからか、日ざしがいたいほどきついです。日やけどめなど、やけど対策がぜったいに必要ですよ!

韓国のおじさん、zzoosでした。


zzoos

live in seoul, love in drink, snap in breeze