[ ]

海沿いを走るおれんじ鉄道

#15 薩摩川内へ


:: 阿久根駅を出発

わざわざ朝はやい列車に乗ろうと急ぐことはしませんでした。阿久根の澄んだ青いそらを、もう少しみていたかったというか。

ホステルをチェックアウトして、阿久根駅まで歩きました。阿久根の路地をもう一度じっくりみながら歩いたんです。そらは青くて、日は暑かったです。それでも阿久根のけしきをひとつひとつ心にしまっていきたくて、シャッターを押しました。

阿久根駅について列車の時間をみたら、一時間ちょっと待たないといけませんでした。近くをもう少し歩いてみようかな、とちらっと思ったんですが、そのまま阿久根駅で時間をすごすことにしました。

阿久根駅はけっこうきれいで、清潔で、涼しいばしょです。待合室にはだれでも弾けるピアノが一台あって、女性のふたりが連弾を演奏していました。

そして、だれでも使える休憩スペースで涼しく列車を待ちました。

:: この旅の主役は、まさに今日のこの区間!

阿久根から川内駅までは片道980円です。もちろん肥薩おれんじ鉄道に乗るんですよ。

11時48分の列車に乗りました。今日も天気がとてもいいです。そらが青いんですよね。

きのう走った出水駅から阿久根駅までのコースも気持ちのいいコースでしたが、今日走る阿久根駅から川内駅までのコースは、もっとずっといいコースですね。

阿久根駅を出発して少しすると海がみえはじめて、青い森と海がみえる道をずっと走っていきます。とくに薩摩大川駅から薩摩高城さつまたきまでの区間は、まるごと海沿いを走る区間なんですよね。

:: 川内駅に到着

阿久根駅から川内駅まではだいたい35分ほどかかりました。けしきがあまりにもいい区間なので、降りるのが惜しいなと思いました。ほんとうです。

でも、これ以上走ることはできませんでした。川内駅は肥薩おれんじ鉄道の終着駅ですから。惜しい気持ちをいっぱいに抱えて降りるしかありませんでした。

ほんとうに窓の外をみるのに退屈するひまがない区間です。あまりにも風光がいいので、もう一度走ってみたい区間なんですよね。

文字どおりこの旅の花であり、核心の区間でした。いや、この旅の主役はまさに今日のこの列車だったと言えるでしょうか。

川内駅。薩摩川内市にある駅の名前です。

もともとこの町の名前は川内だったそうです。はるか遠くの宮城県にある仙台と発音が同じ名前だったわけですね。

それで2004年に薩摩藩の名前を前につけて、薩摩川内に市の名前を改めたそうです。でも駅の名前はいまだにただ川内を使っています。どうやら、とてつもなく遠くはなれた駅だから混同することはないだろうと考えたようです。

この町は観光で有名な町というよりは、大きな会社や発電所のようなものがある、商業的な町です。ともあれ、これから今日は薩摩川内での旅がはじまります。

大した見どころはないとしても、おれんじ鉄道と鹿児島本線が出会うばしょなので、今日はここで一泊することにしました。

とりあえずホテルにチェックインしないと……ですが、まだ時間がけっこう残っていますね。

このあとの話は次の投稿につづきます。

韓国のおじさん、zzoosでした。


zzoos

live in seoul, love in drink, snap in breeze