
日本は明治維新のあと、
本格的に産業化の道を進みました。
国家主導の大きな流れの中で、
製鉄所を動かすエネルギーが必要でした。
当時の主なエネルギー源は、石炭です。
九州には筑豊地域をはじめ、
質の良い石炭が取れる場所が多かったそうです。
少し大げさに言えば、
当時の九州の港は
ほとんど石炭の運搬に使われていたほど、
炭鉱開発が盛んだったと言われています。
この時期、
日本では炭鉱を開発して
莫大な富を築く人たちが現れました。
その中の一人、
高取伊好(たかとりこれよし)は
唐津出身で、
炭鉱事業によって財を成した大富豪だったそうです。



高取伊好は、
その莫大な富を誇るかのように、
唐津に巨大な邸宅
を建てました。
唐津城の南西の海沿いに、約2,300坪(約7,600㎡)の敷地。
和風を基本にしながら、
西洋風の応接室まで備えた、
まさに大邸宅でした。
どのくらいの規模かというと、
日本の伝統劇である能を
家の中で直接上演できる舞台まで作ったほどです。
ちなみに「能」は、
よく知られている歌舞伎よりも
はるかに古く、形式美の強い伝統劇です。
このような舞台を個人の家の中に作るのは、
とても珍しいことだそうです。
それだけでも「大邸宅」という言葉がよく分かります。



そのほかにも、細かい装飾や絵など、
見どころがとても多い邸宅です。
裕福な人たちの贅沢な趣味が、
家のあちこちに表れています。
そのためか、1998年に
日本の重要文化財に指定されました。
ただ、残念なことに
室内では写真撮影が禁止されています。
なので中の様子をお見せできません。
この投稿では、外観の写真だけを載せています。
外だけでも、その「規模」は
十分に想像できると思います。
もし訪問するなら、
少しでも日本語が分かる方は、
ガイドと一緒に回ることをおすすめします。
一人で見ていたら分からなかったことを、
とても詳しく説明してくれて、
観覧がずっと楽しくなりました。
とても熱心で親切なガイドでした。
※ 室内写真が見られるリンク
唐津文化事業団
旧高取邸案内パンフレット
唐津市公式サイト
九州教育旅行ネットワーク


室内の見学を終えると、
外を自由に歩き回ることができます。
裏庭から小さな門を開けて出ると、
すぐ海です。
そのため、2階からは海を眺めることもできます。
ちょうど良い場所に、
ソファのようなものも置かれていて、
そこに座って、しばらく景色を見ていました。
外を回るだけでも、
思ったより時間がかかりました。
本当に、言葉どおりの大邸宅です。
最近、日本を旅行しながら
こういう邸宅をいくつか見学しましたが、
裕福な人たちの暮らしとはいえ、
日本の伝統的な住居文化を
少し理解できた気がします。
それにしても、
室内で撮影できないのは本当に残念でした。
いい写真が撮れそうな場所が、
たくさんあったのに…。
韓国のおじさん、zzoosでした。

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