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炭鉱王が築いた大邸宅

#25 旧高取邸


日本は明治維新のあと、
本格的に産業化の道を進みました。

国家主導の大きな流れの中で、
製鉄所を動かすエネルギーが必要でした。

当時の主なエネルギー源は、石炭です。

九州には筑豊地域をはじめ、
質の良い石炭が取れる場所が多かったそうです。

少し大げさに言えば、
当時の九州の港は
ほとんど石炭の運搬に使われていたほど、
炭鉱開発が盛んだったと言われています。

この時期、
日本では炭鉱を開発して
莫大な富を築く人たちが現れました。

その中の一人、
高取伊好(たかとりこれよし)は
唐津出身で、
炭鉱事業によって財を成した大富豪だったそうです。

高取伊好は、
その莫大な富を誇るかのように、
唐津に巨大な邸宅
を建てました。

唐津城の南西の海沿いに、約2,300坪(約7,600㎡)の敷地。
和風を基本にしながら、
西洋風の応接室まで備えた、
まさに大邸宅でした。

どのくらいの規模かというと、
日本の伝統劇である能を
家の中で直接上演できる舞台まで作ったほどです。

ちなみに「能」は、
よく知られている歌舞伎よりも
はるかに古く、形式美の強い伝統劇です。

このような舞台を個人の家の中に作るのは、
とても珍しいことだそうです。
それだけでも「大邸宅」という言葉がよく分かります。

そのほかにも、細かい装飾や絵など、
見どころがとても多い邸宅です。
裕福な人たちの贅沢な趣味が、
家のあちこちに表れています。

そのためか、1998年に
日本の重要文化財に指定されました。

ただ、残念なことに
室内では写真撮影が禁止されています。
なので中の様子をお見せできません。

この投稿では、外観の写真だけを載せています。
外だけでも、その「規模」は
十分に想像できると思います。

もし訪問するなら、
少しでも日本語が分かる方は、
ガイドと一緒に回ることをおすすめします。

一人で見ていたら分からなかったことを、
とても詳しく説明してくれて、
観覧がずっと楽しくなりました。
とても熱心で親切なガイドでした。

室内の見学を終えると、
外を自由に歩き回ることができます。

裏庭から小さな門を開けて出ると、
すぐ海です。
そのため、2階からは海を眺めることもできます。

ちょうど良い場所に、
ソファのようなものも置かれていて、
そこに座って、しばらく景色を見ていました。

外を回るだけでも、
思ったより時間がかかりました。

本当に、言葉どおりの大邸宅です。

最近、日本を旅行しながら
こういう邸宅をいくつか見学しましたが、
裕福な人たちの暮らしとはいえ、
日本の伝統的な住居文化を
少し理解できた気がします。

それにしても、
室内で撮影できないのは本当に残念でした。
いい写真が撮れそうな場所が、
たくさんあったのに…。

韓国のおじさん、zzoosでした。


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zzoos

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