

:: 桜島、正確には島ではありません
桜島というのはですね。
鹿児島を代表する「イメージ」のようなものです。
鹿児島観光ではずせない風景でもありますし、
ぎゃくにいえば、鹿児島でとる写真のほとんどは
けっきょく桜島の写真でもあるんです。
鹿児島県のまんなかに、鹿児島湾があります。
そして鹿児島湾のまんなかに、まさに桜島があります。
もともとは島だったそうですが、
1914年の大正大噴火のとき、溶岩が流れ出して
大隅半島とつながったそうです。
だからいまは、正確にいうと、
島ではありません。


:: 火山灰をふきだす活火山
桜島には南岳という活火山があります。
はい、活火山です。
いまも活動中の火山ということです。
だから、いまでも火口から灰色の煙が立ちのぼる風景を
よく見ることができます。
じっさい、桜島の火口から出る煙には
火山灰がまじっていることもあります。
火山灰は風向きによって
鹿児島の市内にふってくることもあります。
Yahoo! JAPANで桜島の火山灰に関する予報を見ることもできます。
火山灰がどこまでとどくのか、前もって知ることができるんです。
鹿児島の市内を歩いていると、
あちこちに置かれた、土の入ったふくろを見かけると思います。
これがまさに火山灰を入れておいたものなんです。
市内に火山灰がふると、
このふくろにはき集めておくんですね。
市内のほうに火山灰が飛んでくると、
人々はマスクをして、かさをさすそうです。
それから外に洗たく物をほすときも
火山灰の予報を参考にするそうです。
鹿児島の人たちにとって、桜島の火山灰は
文字どおり日常なんです。


活火山だから、こわくないのかって?
べつの例をひとつあげてみますね。
世界でもっとも有名なリゾート地のひとつ、ハワイ島。
そこにも3つの活火山があります。
それでも、ハワイ旅行を計画するとき
活火山がこわくていけない、とは思わないじゃないですか。
鹿児島もにたようなものだと思います。
これまで5回くらいおとずれましたが、
日程がうまく合っただけなのかはわかりませんが、
火山灰で不便な思いをしたことは一度もありませんでした。


鹿児島から桜島までは、船でわたることができます。
そして島(厳密には島ではありませんが)の中では
バスに乗って、いくつかの観光スポットをまわることができます。
島の中で有名なのは湯之平展望所です。
火口をいちばん近くで見られるといわれるスポットなんですが、
じっさいにいってみると、火口とそれほど近くはなくて
火口の中をちゃんと見ることはできません。
あくまでわたしの考えですが、
桜島は中に入って見るより、遠くからながめるほうがいいです。



:: 鹿児島のどこからでも見える、圧倒的な風景
桜島は、このポストの写真を見てもわかると思いますが、
かなり雄大で大きな島であり、山です。
だから鹿児島の市内のどこからでも
この圧倒的な山を見ることができます。
仙巌園を見てまわるのもじゅうぶん楽しい時間ですが、
仙巌園の北のはしのあたりにある桜島ビューポイントからの風景も
とてもいいです。
磯海水浴場からも桜島が見えます。
城山公園展望台は、いちばん基本的なスポットといえますね。
かごしま水族館の4階の休憩室から見る桜島も、なかなかステキです。
長島美術館の庭やカフェからも見えますし、
はるか遠くの慈眼寺公園の展望地点からも、とてもよく見えます。
けっきょく、ちょっと大げさにいうと、
鹿児島の観光は、いろいろな角度から桜島をながめるためのもの
といえるかもしれません。


鹿児島に着いたときから、鹿児島をはなれるときまで
ずっと見ることになる桜島。
鹿児島を代表する、まさにそのイメージについて
ちょっとおしゃべりしてみました。
この夏、真夏の鹿児島からながめた
いろいろなすがたの桜島の風景でした。
いつになるかはわかりませんが、
次に鹿児島をおとずれるとき、
桜島はまた、どんなすがたを見せてくれるでしょうか。
韓国のおじさん、zzoosでした。
