



白川郷のバスターミナルからメインの道路に沿って南へずっと下っていくと、荻町秋葉神社のそばにであい橋があります。
もし観光バスで来た団体のお客さんなら、橋の向こうに駐車場があるので、この橋を先に渡ることになったと思います。
白川郷を流れる庄川はかなり広いので、橋もかなり長いんですよね。それに吊り橋なので、渡るときは気をつけないといけません。観光客が多いぶん、途中で立ち止まって写真を撮る人もいて、ちょっと落ち着かない橋なんです。
白川郷から橋を渡ると、バスの駐車場とお土産屋さんが出てきます。そこからもう少し下に行くと、白川郷合掌造り民家園の入口が見えてきます。







簡単にいうと、ここは野外博物館です。
合掌造りで建てられた家が管理の難しさや、さまざまな工事などの理由でもとの場所での管理が難しくなったとき、家と文化を守るためにここへ移築して、管理しながら見学者に公開しているんです。
だから、ここにある家はどれも、最初からここにあったものではありません。民家園のホームページを見ると、ここで管理されている建物のもとの住所も見ることができますよ。



実はわたし、帰りのバスまで時間がたっぷり余っていたので、ここまで見て回ることができたんです。スケジュールをちょっと短めに組むと、ここを見ずに帰ってしまうこともあるかもしれないなと思います。
でも、できれば時間を作って、ぜひ見ておいたほうがいいと思います。
まず、見学者がとても少ないんです。だから静かに、のんびり見て回ることができるばしょなんですよね。
白川郷は人気の観光地だっていいましたよね。だから白川郷の通りはどこに行っても人でにぎわっています。もちろんそういう雰囲気も旅の楽しさだとは思うんですが、
ここ民家園では、観光客の騒がしさや混雑なしに、静かに合掌造りの家々と景色を見て回ることができます。
やっぱり入場料があるところだから、なんでしょうね。





そして、ここ民家園のよいところは、建物のほとんどで内部を見学できるということです。
いくつかの家は管理上の理由で中を見られないところもありましたが、ほとんどの家は内部を見学して、実際に中に入ることができました。
あの巨大な合掌造りの屋根の下、1階の生活空間、2階の作業空間、そして頂上の3階まで上がってみる体験は、かなり特別でした。
1階で焚いたいろりの煙で2階と3階まで暖まらなければならないので、上の階の床にはたくさんの隙間が開いています。その隙間から下の階が見えたり、床の木がきしむのもあってか、少し怖い気持ちになりもしますが、この合掌造り家屋の生活空間と作業空間は一度見て回ることをおすすめします。
この巨大な屋根は、ただ家の外観を変えただけじゃないんですよね。1階より上の空間では養蚕をしていたんです。深い山の中に雪が積もれば、室内で経済活動をしなければならなかった。1階で生活しながら焚いた火で2階と3階まで暖まるから、冬でも養蚕ができたようです。
巨大な屋根は雪を乗り越えるための方法であり、その屋根の下にできた空間を活かして、彼らの生活様式まで生まれたんです。だから合掌造りは外から眺めるだけでなく、内側もぜひ見てほしいと思います。





民家園では広い区域に約20棟にのぼるさまざまな規模と用途の建物を保管・管理・展示しています。
水車もあって、倉庫もあって、神社もあります。白川郷地域でいちばん古い合掌造りの住宅もここにあったと記憶しています。
途中に池もあって、小川も流れていて、静かに散策しながら古い建物を見る楽しさがあるばしょです。




見学コースのほぼ最後のあたりにある建物です。
もちろんここも内部を見学することができます。中には無料で飲める温かいお茶が用意されています。荷物をちょっとおろして、床に座って、外の景色を眺めながらお茶を一杯いただきました。
わたしより先に来ていたご夫婦が目配せでお茶が飲めることを教えてくれて。わたしもまた、後から来たカップルに席を譲りながら、座布団のある場所を教えてあげました。
静かな空間だからか、自然と礼儀正しく、落ち着いた気持ちになるような感じでした。



そろそろ見学を終えようとしたら、お土産屋さんがひとつ出てきました。
さっきお茶を飲んだばかりですが、なんか甘いものが食べたいなという気持ちになりました。それでだんごを一串と甘酒を一杯注文しました。
そして屋外のテーブルに座って、甘くてほろ苦い甘酒とともに、それほど特徴のないだんごをゆっくり食べました。
その後、またであい橋を渡って白川郷の見学を続けました。
本当に思う存分、合掌造りと山の中の村の風景を見て、歩いて、写真を撮りました。その話はもう前の投稿でぜんぶしてしまいましたね。
まあこうして、わたしの白川郷の旅は終わりです。またバスに乗って金沢に戻りました。
その後の話は次の投稿に続けていきましょう。

韓国のおじさん、zzoosでした。

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