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金沢から20分、富山県の中心都市へ

#32 富山までの道


金沢だけの旅で6泊7日というスケジュールは、正直かなり長すぎるんです。

金沢の市内観光は2日ほどで十分ですし、白川郷を日帰りで行ったので、3泊4日をしっかり詰めれば足りるはずです。ゆったり配分しても、4泊5日くらいで十分でしょう。

でも、わたしは気分次第で動くタイプなので、時間をかなり無駄にするほうですし、現地で予定を変えたり、その場で作ったりもします。だからこそ、6泊7日の旅に出てきたんです。

そんなわけで、今日は何の予定もない、まっさらな一日になりました。遅めに起きて、ホテルの窓の外を見たら、雨が降っていました。それで、思いつきで目的地を決めました。

富山市です。

金沢は、石川県の県庁所在地です。石川県のすぐ隣には富山県があります。そして、その富山県の県庁所在地が、富山市なんです。

金沢が観光地としてすごく有名なのに比べて、富山は観光であまり知られていないそうです。でも、地方の拠点都市としての位置づけがあるので、インフラはしっかり整っているらしいんです。

グーグルマップで街のあちこちを見ていたら、行きたい場所がいくつか出てきました。特に、世界で一番美しいスターバックスがあるという環水公園に行ってみたくなりました。しかも、ちょうど今日は雨。それなら、雨の中の湖の夜景が撮れるはずですよね。

というわけで、旅の5日目 — 何の予定もなかった日に、富山へのお出かけをしてみることにしました。

前の日に飲みすぎたせいで、遅めにホテルを出ることになりました。ホテルの前からバスに乗って、金沢駅に着きました。

金沢駅から富山駅までは、電車で行けます。ここで、選択肢が2つあるんです。

ひとつは、北陸新幹線に乗ることです。だいたい20分程度しかかかりません。本当に近い距離ですよね。ただ、料金がちょっと高めです。3,000円を超えるんです。

もうひとつの方法は、IRいしかわ鉄道を使うことです。新幹線みたいにチケットを買う必要がありません。地方私鉄ではありますが、ICOCAのような全国共通のICカードで乗れて、富山駅まではだいたい1時間ほどかかります。料金は約1,300円です。

わたしはIRいしかわ鉄道を利用しました。1時間くらいはかかったほうが、旅らしさが出るじゃないですか。

日本で、こういう2人席がある電車に乗るとき、微妙な駆け引きがあるんです。

まず、2人席には — 当然ですが — みんな一人で座ります。席に余裕があるときは、知らない人の横にはさすがに座りませんよね。これは、世界のどこでも似たような雰囲気かもしれません。

そのあと、だんだんすべての席に一人ずつ座るようになって、それなりに混み始めても、人々は絶対に同じ列に一緒には座らないんです。だから、空いている席が明らかにあるのに、立っている人がいるという状況が生まれます。「知らない人の横に座るより、立っているほうがいい」という感覚があるみたいです。

あ、まあ、それでわたしも空気を読んで… 1時間ほど立っていくところでした。幸い、30分ほどで席に座れましたけど。

富山駅も、かなり大きな駅です。県庁所在地の駅ともなると、新幹線が停まりますし、利用客も多い駅ですから。それに、富山駅は、いくつかの重要な列車の終着駅にもなっているんです。

そして、富山駅の大きな特徴のひとつが、路面電車の停留所まで含んでいることです。駅舎の中に、路面電車のプラットホームが大きく設けられています。

だから、駅に着いたあと、電車に乗り換えるのがすごく簡単なんです。ただ、富山の路面電車には6つの系統があるので、目的地に合わせて正しい電車に乗る必要があります。料金は、距離に関係なく240円です。

思いつきで出発した富山のお出かけ。雨がざあざあ降っていて肌寒かったですし、前の日に飲みすぎた影響もあったので、なにか体が温まるようなあたたかいスープが必要でした。

遅めのランチのために訪れたのは、中町の路面電車の停留所の前にある、SOGAWA BASEというショッピングモールです。1階に小さなフードコートがあって、そこにいし田というとりぱいたんラーメンのお店がありました。

お店の名前の前には、濃厚鶏白湯と書かれています。濃厚 — つまり、濃いという意味ですよね。ラーメンの名前の前にそこまで書くくらいなら、どれだけ濃いんだろう。その名前を見て選んだお店です。食べログの評価は3.11くらいで、そんなに高くありませんでした。

でも、スープは確かに熱くて濃かったです。麺もちゃんとしていましたし、チャーシューも悪くありませんでした。熱々の鶏のスープを飲み終えたら、体にも少し力が戻ってきた気がしました。

その後、傘をさして富山の街をあちこち歩き回りました。

富山市ガラス美術館を見て、高志の国文学館にも寄りました。傘をさして、街を少し歩いたりもしました。今日のこの思いつきの富山行きの理由になった環水公園でも、かなりの時間を過ごしました。

雨の環水公園の夜景を撮るために、この思いつきのお出かけを始めたと言っても過言じゃありません。なので、雨に濡れながら、公園のあちこちで写真を撮りました。

このあたりの話は、これからのポストで少しずつお見せしますね。

雨の富山の街を、暗くなってからも歩き回って、夜8時30分ごろ、金沢に戻る列車に乗りました。1時間ほどで金沢駅に着くはずです。

このくらいの列車が、実質、日帰りお出かけのぎりぎりのラインだと思っていいです。富山駅から金沢駅へ向かうIRいしかわ鉄道は、かなり遅い時間まであるんですが、金沢のバスは、10時前後で全部終わってしまうんです。

まだ富山のあちこちをお見せする前ではありますが、先に言っておくと、富山はかなり面白いところでした。金沢に比べると、観光客がはっきり少ないんです。その分、現地の人の暮らしを、もっと近くで感じられます。

そして、2回しか食事をしていませんが、物価が安いという印象を受けました。これも、観光地じゃないからだと思います。

金沢の海鮮がおいしい理由は、富山湾で豊富な海鮮が獲れるからだって、前に話したことがありましたよね。だとしたら、その海鮮がいちばん新鮮な場所は、たぶん金沢じゃなくて、富山湾のあるこの富山市なんじゃないでしょうか。しかも、物価までもっと安いなら?

そう、それで、わたしはいつか富山を中心にした旅行も、一度計画してみようと思っています。高岡氷見みたいなところを回ってみたら、面白そうです。かなりいいコースが、ひとつできそうな気がします。

半日ほどのお出かけでは、富山の魅力を全部体験できたわけじゃありませんから。

韓国のおじさん、zzoosでした。


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zzoos

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