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隈研吾の美術館、外より内が好きだった

#33 TOYAMAキラリ


富山駅から市電、路面電車に乗って最初に向かったのは中町停留所でした。今日の最初の目的地はTOYAMAキラリなんです。

日本の現代建築を代表する建築家、隈研吾が設計した場所です。安藤忠雄の後を継ぐ、日本建築の巨匠と言える建築家なんだそうです。

1階には銀行、2階にはカフェがあります。3階から5階までは富山市立図書館本館があるんです。そして6階まで全フロアにわたって富山市ガラス美術館も一緒にある複合施設の建物です。

市電を降りて歩いていると、遠くに建物の外観をまず目にすることになります。そしてその外観は実は少し残念でした。

建物の外観があまり目に飛び込んでこないんです。

立山の雪をかぶった岩壁を表現した外観なんだそうですが、まったく感じが伝わってきません。作家の意図が十分に伝わっていないというより、単純に、美的に美しくないんです。

でも室内に入った瞬間、この場所へのイメージがぐっと変わります。

かっこいいんです。

室内は確かにかっこいいんです。

6階まで抜けるような開放感のある構造です。それも各フロアの開いた空間が少しずつずれながら積み重なっているので、単純に上へ突き抜けた感じとは違う気分になる構造なんです。

そして各フロアごとに縦に不規則に立てられた杉板は、視界を邪魔しないまま空間に統一感を与えています。

各フロアの平面がすべてそれぞれずれているので、下手をすると乱雑に見えてしまうこともあるんですよね。でも垂直に伸びる板の方向性が、そういう乱雑さをある程度打ち消しながら空間感を与えているんです。

そこに加えて、明るい木材が与える温かさと、全体的に白いトーンを保つインテリアが、空間全体を明るく軽やかにしています。

エスカレーターも規則的ではないんです。

各フロアのずれた平面に合わせて自由に配置されたエスカレーターも、下手をすると乱雑に感じられそうなものですが、不規則に見えて結局は6階の天窓へ向かう空間の方向性に合わせて配置されているおかげで、むしろエスカレーターの動線までも全体の空間感を形づくるのに大きな役割を果たしているんです。

2階から6階まで上がるすべての瞬間、そして6階から2階へ再び下りるすべての瞬間が、新しい経験になる場所でした。

久しぶりに出会う、新鮮な空間でした。

だからでしょうか?ここには写真を撮りに来た人がとても多かったんです。

とにかく、ここは美術館です。1階の窓口で観覧券を購入できます。常設展だけ観られる券と、特別展まですべて観られる券に分かれていました。私は建築が気になって来たので、常設展だけ観られる券を買いました。

でも別に美術館の観覧券を買わなくても、建物の室内をすべて見て回るのに問題はありませんでした。

図書館やカフェなど、美術館ではない空間もたくさんあるからです。観覧券は展示室に入るときだけ必要なんですよね。

常設展は4階と6階で行われていました。

3階から5階まで、展示室として使う空間の反対側は富山市立図書館として使う空間です。2階にはとても広いカフェが入っています。

身分証や会員カードなしで誰でも簡単に入れる、完全に開かれた空間だという点にちょっと驚きました。最初見たときは大きな書店だと思ったんです。

そして閲覧室もまるでカフェの一部のように、どこがカフェでどこが図書館なのか分からないくらい境界が崩れている様子が印象的です。

最後に6階は常設展示室だけがある空間です。4階の展示室が小物中心のガラス工芸作品を見せていたなら、6階の展示室では、ガラスを使った巨大な設置美術を見ることができました。

多様な形だけでなく、色とりどりのガラス美術品のおかげで目が楽しくなる、そんな展示なんです。

そしてどこか分からないけれど、この色彩感は不思議と日本っぽい感じがしたんです。西洋の人たちはうまく見分けられないと言うけれど、韓国、中国、日本、この東アジア3か国はお互いをものすごく見分けられるじゃないですか。

うーん、でも少し検索してみたら、この作品の作家はデイル・チフーリというアメリカの作家なんだそうです。それで私の感じが間違っていたと思いました。あれ?でももう少し調べてみると、この作家は日本で見たイメージを形にして、日本のガラス工芸の職人たちと協業したそうです。だから私の感じが完全に間違っていたわけではないんですね。

建築に少しでも興味があるなら、ここは一度くらい訪ねてみるべき場所だと思います。久しぶりに出会う、かなり感慨深い空間体験でした。

現代日本建築を代表するという隈研吾の実力(?)をちょっと覗いてみた気もします。やっぱり有名な人たちは理由もなく有名になったわけじゃないんですよね。

さあ、次の投稿ではまた別の建築物を一つ訪ねてみます。

こういう時見ると、私の専攻が建築だということが改めて感じられるんですよね。

韓国のおじさん、zzoosでした。


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zzoos

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