4泊5日の旅の3日目の朝です。
いつものように、あわてません。
ゆっくり起きて、大浴場に行って体を洗いました。
使ったタオルはバッグに入れて、
部屋のドアの外にかけておきました。
ゴミ箱もドアの前に出しておきました。
エコという理由で宿泊客に少しの不便をお願いするホテルの方針には、
正直あまり賛成できません。
でも宿泊料金を安くするためだと思えば、
このくらいの不便は受け入れることができます。
ゆっくり起きて朝の用事も終わったので、
そろそろ昼ごはんを食べに出かけます。
今日の目的地は、中町にある麺屋将です。
わたしが博多スタイルの豚骨ラーメンが好きだと言ったら、
おすすめしてもらったお店です。
カラツでは一番人気のラーメン屋かもしれません。
ホテルを出て、バスに乗りました。
今回の旅では、
iPhoneに登録しておいたICOCAカードがとても便利でした。
熊本や鹿児島では、専用の交通カードを買わなければならないので、
めんどうで現金を使うことが多かったです。
でも福岡やカラツでは全国共通のICカードが使えるので、
とても楽です。
特にiPhoneに登録した交通カードは、
スマホをタッチするだけでいいので、本当に便利です。

ああ、なんということでしょう。
よりによって、今日は麺屋 将の定休日です。
なぜか、こういうことがよくあります。
営業時間や人気メニュー、
評価が高い店なら予約が必要かどうかなどは、
いつも事前に調べます。
でもなぜか… 定休日をチェックするのは、
いつも忘れてしまいます。
店の前で少しぼんやり立っていましたが、
すぐに気持ちを切り替えました。
このあたりに食堂はこの店だけではありません。
せっかく町なかまで出てきたのですから、
昼ごはんを食べる場所はいくらでもあるはずです。
町を少し歩きながら見ていけば、気に入る店が見つかるかもしれません。


あちこちの路地をしばらく歩いていて、この店を見つけました。
店の前のメニューを見ると、
とんかつ定食、
しょうが焼き定食、
からあげ定食など、
普通の定食メニューを出している店のようです。
まさに、こういう食堂を探していました。
メニューがとても気に入りました。
しかも値段も安いです。
店の名前は「ありがたや」です。
訳してみると「ありがたい店」という感じでしょうか。
ありがとうという言葉を使った名前のようです。
日本にはこういう名前の店がけっこうあるそうです。
ありがたやは「ありがたい店」、
しあわせやは「幸せな店」、
うまいやは「うまい店」という感じの名前です。

まだ少し早い時間だったのでしょうか。
店の中には誰もいませんでした。
カウンターには7〜8席ほどあり、
反対側には靴をぬいで上がる座敷のテーブルが2〜3つありました。
きれいで静かな店です。
店は女性二人で切り盛りしているようでした。
一人はホール担当、
もう一人は厨房担当のようです。
カウンターの後ろには
焼酎のボトルがたくさん並んでいました。
夜は食事をしながらお酒も飲める店のようです。
黒霧島のような焼酎をキープして飲む、
そんな地元の食堂です。
注文をして店の中を見ているうちに、
あっという間に満席になりました。
やはり地元のおじさんたちに人気の店のようです。

とんかつ定食とアジフライ定食で少し迷いましたが、
わたしが選んだのはアジフライ定食です。
日本に来ると、
なぜかアジを食べたくなります。
韓国ではあまり食べない魚だからかもしれません。
ちなみに、
唐揚げ、天ぷら、フライはどれも揚げものですが、少しずつ違います。
からあげは小麦粉や片栗粉を軽くつけて揚げる料理です。
天ぷらは水で作った衣を使います。
フライはパン粉を使うので、もっとサクサクになります。
日常会話では、
揚げた料理を全部フライと呼ぶこともあります。

注文した料理は、
思ったより少し時間がかかって出てきました。
アジフライとサラダ、
しょうゆで煮た豆腐料理、
つけもの、
野菜炒め、
そしてわかめ入りの味噌汁でした。
どれも家のごはんのような味でした。
母や祖母が作ってくれたような、そんな味です。
ただ一つだけ、少し気になったことがありました。
アジフライに少し魚のにおいがありました。
この店では人気メニューではないのかもしれません。
多くの人はとんかつ定食やからあげ定食を注文していました。
アジはとてもやわらかく、揚げ方もとても良かったです。
でも少しだけにおいがありました。
青魚なので、香りが強かったのかもしれません。
でもソースをたっぷりつけると、あまり気になりませんでした。
きれいで、親切で、安くて、おいしい店です。
特別な料理を出す店ではありません。
でもそれがいいところです。
日本の町の食堂でよく見る、普通のメニューが並んでいます。
旅行をしていると、つい特別な料理ばかり探してしまいます。
でも毎回そういう料理を食べていると、少し疲れてしまいます。
ここは、日本人の普通の食事を感じることができる店です。
そういう意味で、おすすめできる店です。
韓国のおじさん、zzoosでした。

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