旅先の夜は、
ほとんど毎日お酒を飲むことになります。
できるだけ、
現地の料理と現地のお酒を合わせようとします。
正直に言うと、
私にとって旅というのは、
新しい料理と新しいお酒を探して歩くことだと言ってもいいくらいです。
でも、
毎日新しいお酒を飲んでいると、
だんだん飽きてきます。
そんな時は、
ワインで一度雰囲気をリセットすると、
また新しいお酒を楽しめるようになるんです。
今回の旅でも、
きっとワインを飲みたくなる瞬間が来る気がしていました。
昼に商店街を歩いているとき、
ワインバーを見つけて、
Googleマップにチェックしておきました。
名前を見ると、
イタリアワインを中心に扱っているお店かもしれません。

1軒目でおいしい料理と、気に入った日本酒を飲んでから
2軒目では、その余韻を感じながら、
少し雰囲気を変えたくなりました。
そうだ、Googleマップに保存しておいたワインバーに行ってみよう。
ディーヴァ・イタリアーノは、京町商店街の真ん中、
交差点の角にあります。
大きくないお店は、
どこかまだ年末の空気が残っているようで、
時間が少しゆっくり流れているように感じます。

店内にはオーナーソムリエが一人いるだけで、
お客さんはいませんでした。
木曜日の夜10時。
あと一人二人いてもおかしくない時間だったのですが。
カウンター席に座って挨拶をして、
白ワインを一杯お願いしました。
何本か見せていただいて、
その中から選んだのは、ラ・スピネッタのティモラッソ2022。
特に理由はありません。
ただ、サイの描かれたラベルが、
韓国でもよく見かける、どこか見覚えのあるものだったからです。
レッドは飲んだことがありましたが、
ホワイトは初めてでした。
ティモラッソは、イタリア、特にピエモンテの土着品種だそうで、
さわやかで華やかな印象のワインでした。
少し濁った色で心配になりましたが、
とても飲みやすいワインでした。

軽くつまめるものが欲しくて、
ラクレットをお願いしました。
カウンターの横には、大きなチーズが半分に切られて、
吊るされていました。
チーズの機械に電源を入れると、
上のプレートが熱くなり、チーズの表面がやわらかく溶けてきます。
すると、パンと生ハムの乗った皿の上にチーズを傾けて、
大きなナイフで溶けた部分を削り取ってのせてくれます。
オーナーソムリエは、いい意味でとてもおしゃべりな方でした。
一つ聞くと、
三つ四つ、熱心に教えてくれるタイプです。
日本語は全部理解できませんでしたが、
その熱量は十分に伝わってきました。
その中で、「屋台」の話になりました。
唐津にも屋台があるそうです。
どこにあるのか聞いてみると、
唐津駅のすぐ前にあるとのこと。
Googleマップを開いて、
場所をしっかりチェックしておきました。
これは絶対に行かないと!
そんなふうに話しているうちに、
チーズはすっかり冷めてしまいました。
親切にも電子レンジで温め直してくださって、
あたたかい状態で食べることができました。

2杯目は、赤ワインをおすすめしてもらいました。
やはり何本か持ってきてくださって、
いろいろ説明してくれます。
その中から、私はバローロを選びました。
フランスのブルゴーニュがピノ・ノワール100%なのと同じように、
イタリアのバローロはネッビオーロ100%です。
選んだのは、フォンタナフレッダ バローロ2021。
軽くて明るいガーネットの色が印象的でした。
花や果実の香りがしっかり感じられましたが、
口に含むと印象が少し弱くなるのが、少し残念でした。
普段なら、あと一杯か二杯飲んでから次に行くのですが、
さっき聞いた「屋台」がどうしても気になってきました。
ここでワインは終わりにして、
早く屋台を見に行きたくなりました。
屋台で飲みたい。
韓国のおじさん、zzoosでした。

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