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夜にひらく、のんべえの通り

#21 屋台通り


ワインを一杯飲みながら
オーナーから「屋台」の話を聞きました。

唐津駅の前に、屋台通りがあるそうです。

お酒が好きな人にとって、
屋台通りというのは
どうしても抗えない誘惑です。

しかもこの町は、福岡ほど観光客が多くないので、
中洲の屋台のように
観光客向けで高いだけの場所ではなさそうです。

飲んでいたワインを急いで飲み干して、
席を立ちました。

大きな期待を持って、
唐津駅の前へ歩いていきました。

屋台、つまりポジャンマチャといえば、
屋台を引いてきて
ビニールのテントを張るものを想像しますよね?

でもこの通りには、
そういう「本当の屋台」はありませんでした。

唐津駅の高架下にある
小さな居酒屋たちを
屋台と呼んでいるのでした。

韓国でも最近は、
本当の屋台よりも
「室内ポジャンマチャ」の形で営業する店が多いですよね。

それと似た感じでした。

だいたい7〜8軒くらいの店が、
カラフルなのれんを出して
営業していました。

すべての店を見てから、
ここに決めました。

屋台よしこ

「広島お好み焼き」と書いてあるのを見て、
決めました。

ちょうど深夜に近づく時間。
このくらいになると、
少しお腹がすいてきます。

お好み焼きに焼酎を一杯。
今日の締めには、ちょうどよさそうです。

お好み焼きは大阪の料理だと思われがちですが、
元祖の議論があるくらい、
広島のお好み焼きも有名です。

大阪と広島ではスタイルが少し違いますが、
私は麺が入る広島風が好きです。

正直に言うと、
もっと古くて、暗くて、
少し汚れていると思っていました。

そういうのも、
少し期待していました。

でも店内は、
少し古いですが、きれいでした。

なんというか、
親しみのある
室内ポジャンマチャの雰囲気です。

そして、
この場所の魅力をもっと大きくする理由が
もう一つあります。

ここは鉄道の高架の下にあるので、
列車が通るたびに、
車輪が線路を走る音が聞こえます。

店全体が揺れるほどの
大きな音と振動です。

毎日聞く人には
大変かもしれませんが、
旅行者にはそれもロマンに感じられます。

深夜に近い時間でも
列車が走っているのが、
少し不思議でした。

まずは芋焼酎のソーダ割りを一杯、注文しました。

ハイボールのように、
さつまいも焼酎と炭酸水を混ぜたものです。

もともと焼酎が好きですし、
最初の一杯は
飲みやすいものにすることが多いです。

そして一番基本のお好み焼きを注文しました。
広島風かどうか、もう一度確認しました。

お好み焼きが来ました。
思ったより少し大きかったです。

コテと呼ばれる金属のヘラで、
食べやすい大きさに切って食べます。

それで直接すくって
口に運んでもいいと聞きました。

全体的に味は少しやさしいので、
ソースをたっぷりかけたほうが
よかったです。

時間が遅くなるにつれて、
だんだん疲れが出てきます。

仕方なく、お腹を満たす分だけ食べて、
少し残しました。

お酒も最初に頼んだ
ソーダ割り一杯だけでした。

そろそろ、
ホテルに戻って
休まないといけません。

正直に言うと、
特別に美味しいわけではありません。

なので、
グルメを求める人には
おすすめしにくいかもしれません。

でもこの雰囲気は、
他ではなかなか感じられません。

唐津の特別な空気を感じたいなら、
ぜひ立ち寄るべき場所だと思います。

私は「観光客のための場所」よりも、
「地元の人の生活」が感じられる場所に
少しだけ混ざるのが好きです。

この通りはきっと、
地元の飲み手たちが集まる場所です。

いつかまた唐津に来たら、
毎晩この通りに通って、
一軒ずつ回ってみたい。

韓国のおじさん、zzoosでした。


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zzoos

live in seoul, love in drink, snap in breeze


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