旅の二日目、そしてカラツでの最初の夜です。
佐賀牛で夕食を食べて、餃子バーで二次会、スタンドバーで三次会まで飲みました。
そろそろ夜をしめる時間です。
まだ日付が変わる前なのに、体力がもうもちません。
年を重ねるにつれて、旅のスタイルも少しずつ変わってきています。

飲んだ日の最後は、やっぱりラーメンです。
こってりした豚骨スープで体を落ち着かせながら、麺でお腹を満たすのが好きなんです。
Googleマップを開いてラーメン屋を探そうとしたのですが、すぐ隣の建物に「麺屋」と書かれた看板が見えて、そのまま入ってしまいました。事前情報はまったくない店でした。
麺屋なら本町本店
という店だったんですね。
今になって思い返すと、看板には大きなマゼソバの写真がありました。でもその時は、その写真にまったく気づきませんでした。むしろ一番小さく書かれていた「麺屋」という文字だけを見て入ったんです。


店は思っていたより広く、若いグループが一角を占領して、にぎやかに笑ったり話したりしていました。
時間はかなり遅く、外の通りにはほとんど人がいませんでした。でも店の中には、意外とたくさんの人がいます。
数日カラツで夜を過ごしてみて感じたことがあります。通りには人がいないのに、店の中には人が多いということです。特に人気の店は、最近はどこの街でもそうですが、予約しないと入るのが難しいですね。
通りを歩く人がほとんどいないので、完全に静かな街だと思っていたのですが、そうでもないようです。

とりあえず生ビールを一杯注文して、メニューを読んでみます。
あれ?ここ、豚骨ラーメンの店じゃないんですね?
入るときに、看板に大きく出ていたマゼソバの写真を見逃していたんです。どうりで、豚骨スープを煮込む匂いがしなかったわけです。その時に気づけばよかったんですが。
メニューを見ると、醤油ラーメンのようなスープのあるラーメンもありますが、店の看板メニューとして書かれているのは台湾まぜそばです。
名古屋で始まった台湾ラーメンというものがあります。辛い肉ミンチを鶏スープの上にのせて食べるラーメンだそうです。このラーメンは辛い肉ミンチが特徴で、それをマゼソバに応用したものが台湾まぜそばだと言われています。実際に台湾にある料理ではないそうです。
台湾まぜそばは辛い料理なので、辛くない普通のマゼソバを注文しました。実際には、辛いといっても韓国人の私にはたいした辛さではなかったと思います。でも遅い時間に、わざわざ辛い料理で胃に負担をかけたくなかったんです。


マゼソバが来ました。
讃岐うどんのようにコシのある太い麺に、すでにタレが絡めてあり、その上に海苔、ニラ、ネギ、魚粉、刻みにんにく、小さなチャーシュー、肉ミンチのソース、卵黄など、いろいろな具がのっています。
写真を一枚撮ってから、具を全部麺と混ぜて、一口食べてみると、旨味が一気に広がります。
太い麺に肉のソースを絡めて食べていると、その旨味がどこかジャージャー麺に似ている気がしました。
そういえば、日本での「ラーメン」という料理の位置は、韓国での「ジャージャー麺」と似ていると言われることもあります。韓国と日本では「中国料理」と呼ばれているのに、中国にはその料理がなく、海外では「韓国料理」や「日本料理」と呼ばれることもある、という点でもそうですね。
マゼソバは、実はそれほどよく食べる料理ではありません。なので、ほかのマゼソバと比べることはできそうにありません。
このレベルのマゼソバが普通なのか、それとも特別に上手な店なのか、比べる基準がまったくありません。
とにかく、遅い時間まで飲んだあとだったということもあると思いますが、普通においしくいただきました。
偶然入ったマゼソバの店、麺屋ならの話でした。
韓国のおじさん、zzoosでした。

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