
唐津城を見て下りてきて、
石垣の道を歩きながら、
旧高取邸のほうへ行こうとしていたんです。
あのあたりにも、
食事できる場所があると思っていたんですよね。
でも、食事できそうな店がまったく見つかりませんでした。
仕方なく予定を変更して、
高島の定期船乗り場のほうへ下りて、
先に昼ごはんを食べてから、
高島を回ることにしました。
そうして乗り場のほうへ歩いている途中で、
矢倉寿司を見つけました。
乗り場からも近いし、
久しぶりに軽くすしでランチというのもいいかもしれません。

店に入ると、厨房とカウンター席があって、
奥には個室もあります。
1時を過ぎた、少し遅めのランチタイムでしたが、
店主は出前用のすしをずっと作っていました。
メニューを見ながら、
上にぎり9種を選びました。
特上はちょっと高すぎる気がしたし、
カウンターに並んでいるネタを見ると、
あまり安いものを頼むとサーモンやタコみたいな、
あまり好きじゃないネタが出てきそうでした。
せっかくなら、ちゃんとしたネタで食べたかったんです。
今は他の注文を作っているので、
少し時間がかかると言われました。
高島行きの船に乗らないといけないので気持ちは焦っていましたが、
仕方なく待つことにしました。


注文してから20分くらいでしょうか。
ようやく握りはじめてくれました。
最初に出てきた3貫は、
真鯛、アオリイカ、そして本まぐろの赤身です。
続いて、
うにといくらの軍艦巻きが出てきました。
店主が握るスピードがとても速いです。
雑に速いという感じではなく、
経験があるからこそできる速さ、という感じでしょうか。
ネタも新鮮で、
味もすっきりしています。
特別すごいわけではないけど、
クセもなく、バランスがいい感じです。



途中で写真を撮れなかった穴子焼きも含めて、
全部で9貫でした。
店がかなり忙しかったのか、
あとから鯛のお吸い物が出てきました。
車海老は特にプリプリで美味しかったです。
穴子焼きは崩れそうなくらい柔らかくて良かったし、
カンパチはネタがかなり大きくて印象的でした。
ただ、熟成が進みすぎたのか、
あの独特のコリっとした食感がなかったのは少し残念でした。
最後が芽ねぎだったのが面白かったです。
初めて食べました。
「将太の寿司」に出てきた、あのネタですよね?
正確にはネギの新芽だそうですが、
韓国では特に呼び名がないと聞いています。
「将太の寿司」では「싹눈파(サクヌンパ)」と訳されていました。
上にかかっていたのは、
おそらく魚の乾燥粉だと思います。
シャキっとしていてさっぱりした味で、
締めのネタとしてなかなか良かったです。
すしが出てくるまでの待ち時間は長く感じましたが、
9貫を食べるのはあっという間でした。
上にぎり9貫で2,750円だったので、
すごく高いわけでもないし、
かといって安いわけでもない価格だと思います。
でも味とクオリティは十分満足できました。
正直、日本に旅行に来ても、
あまりすしは食べないんです。
韓国にもいいすし屋が多いので、
食べるなら普通の店よりも、
高くて有名な高級店で食べるべきだと思っていました。
でもそういう店は予約が必要で、
結局それが面倒で行かなくなるんですよね。
でもこういう普通のすし屋で、
軽くランチをするのもいい選択だと思いました。
基本的なクオリティが高いのがいいですね。
むしろこの価格帯のすしは、
韓国よりもずっとレベルが高い気がします。
本場なので当たり前かもしれませんが。
そういう意味でも、
とても日本らしいランチだったと思います。
これからはこういうすし屋にも、
ちょこちょこ入ってみようと思います。
あ、そろそろ船の時間です。
高島へ向かいます。
韓国のおじさん、zzoosでした。

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