虹ノ松原は、唐津湾を虹のように弧を描いて包み込む松林です。
およそ5kmほどあるそうなので、
ゆっくり歩けば1時間ほどかかるでしょう。
17世紀に防風・防砂のために人工的に作られた森だそうで、
そのスケールには驚かされます。
森の中にいると全体は見えないので、
まずは鏡山展望台に上がって、上から全体を眺めるのがおすすめです。
私は東唐津駅からタクシーで展望台まで上がって見て回り、
そのまま同じタクシーで下りました。
展望台まで行くバスがないので、仕方がありませんでした。


森を上から見渡したので、
今度は森の中を歩く番です。
虹ノ松原駅前の自販機で飲み物を補充して、
本格的に歩き始めます。
1時間以上歩くことになるので、しっかり準備しておきます。
参考までに、
虹ノ松原を“全部”歩くなら
浜崎駅から歩き始める必要がありそうでした。
でも私は森の名前が付いた駅を見てみたかったんです。
まあ、とても小さな無人駅で、
特に見るものはありませんでしたが。



当然ながら、周りを見渡すと松ばかりです。
「松林」なのだから当たり前ですが、
それでもどこか不思議な感じがします。
あまり見られる景色ではありません。
午後2時の陽射しはほどよく暖かく、
冬なのに歩くのにちょうどいい日でした。
風は涼しくて、陽射しは暖かい、
そんな感じの天気です。
松林の中をまっすぐに2車線の道路が通っています。
この道をドライブしたらきっと気持ちいいでしょう。
ただ、車道沿いを歩くのは少し危なく感じました。



松林を歩いていると、ところどころに茶店や地元の菓子店が見えてきます。
中でも目を引くのが、松原おこし麻生本家です。
松露饅頭や松葉サイダーなどもあるようですが、
この店の名物は「おこし」というお菓子です。
韓国のカンジョンに似ているそうで、
生姜の少しピリッとした味が特徴だそうです。
見て回って外に出てみると、
あれ?建物の裏に森の中を歩ける道がありました。
つまり私は「人のための道」を無視して、
わざわざ「車のための道」の横を歩いていたわけです。
それで危ないと文句を言っていたんですね。
車道を離れると、
本当に森の中を歩いている感覚になります。
久しぶりに土を踏む感触も気持ちよかったです。
遊歩道は舗装されたり整備されているわけではなく、
道だと分かる程度に整えられているだけで、
その分より自然の中にいる感じがしました。



虹ノ松原は防風林であり防砂林でもあります。
つまり海からの風や砂を防ぐための森で、
すぐ隣に海があるということです。
だから歩いていると、途中で海へと抜ける道に出会います。
東の浜海水浴場に出てみました。
冬なので静かですが、
長く広がる白い砂浜が唐津湾全体を包み込むように広がっています。
真夏には多くの人で賑わいそうな、
とても美しい海辺です。


森の中にあるハンバーガー屋、唐津バーガーです。
唐津や虹ノ松原を検索すると必ず出てくる有名店なので、
一度食べてみることにしました。
チーズ、ハム、卵、パティの組み合わせでいくつか種類があり、
私はチーズとパティのチーズバーガーを注文しました。
今になって思えば全部入りのスペシャルにすればよかったかもしれませんが、
そのときはあまりお腹が空いていなかったので、
シンプルなものにしました。


駐車場の端にある大きな岩に座って、
ハンバーガーの包みを開けてかじりました。
しっかり焼かれたパンはカリッとしていて、
ソースは独特の味、チーズは厚めでした。
でも正直なところ、
特別に美味しいとは思いませんでした。
特に溶けていない厚いチーズを噛み切る感じが
あまり好みではありませんでした。
チーズ自体の味は良かったのですが。
とはいえ有名なお店なので、
体験できたことに意味があるとします。


松林の中をひたすら歩きました。
森の中には道の表示がありますが、
実際にはどこを歩いても問題ありませんでした。
危険な場所(?)は近づけないようにテープで囲われていて、
安全に感じられました。
空を見上げて歩いたり、
後ろ向きに歩いたり、
くるくる回りながら歩いたり。
向こうから来る人と目が合うと、軽く会釈を交わしました。
久しぶりに感じる、ゆったりとした散歩の時間でした。


こうして虹ノ松原を抜けると、
松浦橋の北側にある唐津シーサイドホテルの前の海岸に出ます。
浜崎駅前の浜崎海岸からここまで続く東の浜海水浴場の中で、
海の目の前に建つ高級ホテルはほぼここだけです。
この広い浜辺をまるでプライベートビーチのように使えそうです。
いつか夏にまた来てみたいと思いました。
こうして
今日の予定だった虹ノ松原の散策はすべて終了です。
森の中を約2時間歩き、
展望台も含めると全部で3時間半ほどかかりました。
さて、
ホテルに戻って少し休んで、
また夜の時間を過ごすとしましょう。
韓国のおじさん、zzoosでした。

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